神戸女子学院大学名誉教授で思想家でもある内田樹(たつる)氏が、新聞2社からの情報として安倍元総理が辞意表明するとの憶測をツイッターで公開して話題となりました。
今回は内田樹氏の情報漏洩したのはなぜなのかや、ツイッターの声をまとめてみました。
内田樹の投稿は情報漏洩になるのか
今回の内田樹氏の行為は情報漏洩に値するものなのでしょうか。
情報漏洩とは内部に留めておくべき情報を何らかの原因で外部に漏らしてしまう行為
引用:wikipedia
このようにwikipediaでは記載されています。
会社内部でしか共有していない仕事上の情報であったり、個人情報を外部に漏らす行為は情報漏洩に値すると思われます。
仕事上知りえた情報であれば、相手の許可をもらわない限りはそもそも守秘義務があるのですから外部に漏らすことは、あってはならないのではないでしょうか。
内田樹の情報漏洩と思えるツイッター投稿
内田樹氏の情報漏洩と思えるツイッター投稿は2020年8月26日のことでこちらになります。
https://twitter.com/levinassien/status/1298527586432110592内田樹氏が依頼を受けたのは新聞社2社とのことですが、これは仕事の依頼ですので極めて内密に取り扱われるべき案件であると思います。
内田氏が依頼を受けた時点ではまだ、安倍総理の会見予定は8月28日午後5時からと予定は発表されていましたが、会見は開かれていませんでしたので完全にフライングであるのです。
この内田氏のツイッターに関しては、とても多くのリツィートやコメントがあるのですが、それらについてご紹介します。
https://twitter.com/fxxkin_genius_/status/1298734039881269249内田樹さんの情報にビックリ
— こなちん (@NIIMURA113) August 27, 2020
(´・ω・`)そんな記事を頼むということは何かしらのネタになりそうな情報を持っているんですかねその新聞社さん…
— 雨クマ (@Xhf33uZsRiejLak) August 27, 2020
「取引先から受けた仕事の情報は守秘義務があるので、むやみやたらと口に出してはいけないのではないだろうか。記者会見の内容もわからない中で、内容まで口外するのは先走りすぎな気がする。」
「内田氏は守秘義務違反なのでは。それが辞任を既成事実にしようと目論んでいるだけではないだろうか。いずれにしろ良い話ではない。」
「ただの自慢屋ですね。原稿頼まれたって自慢。俺って偉いだろうって自慢」
このように内田氏のツイッター投稿には批判的な声が多く寄せられています。ではなぜ内田氏はこうした投稿を行ったのでしょう。
内田樹が情報漏洩した理由はなに
内田樹氏が情報漏洩とも思える投稿をツイッターに流した理由は何だったでしょう。
内田氏が投稿した理由としては2つのことが考えられます。
- 安倍総理の辞任はないと思っていた
- 安倍総理を常に批判していた
1.安倍総理の辞任はないと思っていた
内田氏は安倍総理が会見で辞任することはないと思っていたので、あえてその逆をわざとツイッターに投稿したのかもしれません。
そして過去に依頼された予定稿が日の目を見ることなく、終わってしまったこともあるため今回の同じことになるのではと思ったとも考えられます。
「村上春樹ノーベル文学賞受賞の予定稿は毎年書いてますけれど、安倍総理辞任の予定稿ははじめてです」
引用:J⁻castニュース
2.安倍総理を常に批判していた
内田氏は安倍政権を常に批判的に見ていたことがあります。
「この政権は支持者を減らすことを厭わない」
「安倍政権の縁故政治は日本国民を敵と味方に二分するために意図的に仕組まれたもの」
有権者の30%のコアな支持層を固めていれば、残りの70%の有権者が反対するような政策でも政権を維持できる。そういった考えで政権維持を主眼においた政治であるとの見解を示されています。
また、国民を二分することで味方になったらいい思いができるという構図を作っていったとも言われていました。
内田氏はそうした考え方をもっていたこともあったので、ある意味「願望」を込めてツイートされたとも考えられるのではないでしょうか。
内田樹のその他ツイート
内田樹氏の話題となった投稿以外のツイートについてご紹介します。
1300字ということでしたので、さらっと予定稿を書きました。安倍政権の「功罪」について。「権力者はどんな無法非道をしても処罰されない」という歪んだモラルを深く内面化した人たちが「リアリスト」を自称するようになって、あちこちで偉そうにしているというのが「罪」の最たるものかな。 https://t.co/zOgHGUhAou
— 内田樹 (@levinassien) August 26, 2020
それから事大主義の蔓延。「勝った者は正しかったから勝ったのだ。多数派を制した者は真理を語ったから多数の票を得たのだ」という頭の悪い推論を政治家もジャーナリストも平気でするようになりました。大事なことなのでもう一度言います。「頭の悪い推論」です。数的多寡は主張の真偽と相関しません。
— 内田樹 (@levinassien) August 26, 2020
首相はもう執務する体力も気力もなくなっていて、あとは「最長在職記録」の更新と、麻生~菅への「権力たらいまわし」の構図を整えたところで退陣というシナリオが永田町各所で囁かれているそうです。この政局絵図の「せこさ」にうんざりします。もうちょっと風通しのいいシナリオはないのかな。
— 内田樹 (@levinassien) August 24, 2020
安倍首相健康不安で政局が動き始めたようです。辞任、麻生代行、総裁選で菅を担いで「危機管理内閣」というシナリオが永田町で取り沙汰されているとか。もうこの人たちの顔見たくないんですけどね。
— 内田樹 (@levinassien) August 21, 2020
グレーヴァーの「ブルシットジョブ」を読み始めました!『日本習合論』で論じた「どうして価値あるものを何一つ生産しないで、価値あるものを生産している人を管理している人の方が地位が高く、給料が高いのか?」という問いをグレーヴァーさんもやっぱり突き詰めているようです。気が合うね。
— 内田樹 (@levinassien) August 20, 2020
内田樹のプロフィール
内田氏のプロフィールについてみてみましょう。
- 内田樹(うちだ たつる)
- 生年月日 1950年9月30日
- 年齢 69才(2020年8月現在)
- 職業 翻訳家・神戸女学院大学名誉教授・京都精華大学人文学部客員教授
- 出身大学 東京都立大学フランス文学専攻
今回、内田氏のツイッター投稿した通り安倍総理が辞任することになりました。内田氏にはこれからしばらく世間の目が集まることと考えられます。
今後の内田氏の動向に注目したいと思います。
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