3月28日に「わたくしの個人的な意見」として宮沢孝幸京大准教授がツイッターで発信した投稿が話題となっている。
宮沢たかゆき准教授の経歴や投稿内容の真相について迫ってみました。
報道内容
危険なことわからんやつは、とっとと感染しちまえ――京都大学のウイルス学者が、新型コロナウイルスについて、あえてこんな言葉を使ってツイッターで感染防止を呼びかけている。クラスター(患者の集団)やロックダウン(都市封鎖)といった難しい専門用語を使わずに呼びかける内容で、ネット上で反響を呼んでいる。およそ学者らしからぬ言葉遣いの裏には、若者にもわかりやすく情報を届けたいという切実な思いがあった。
出典:朝日新聞
宮沢孝幸京大准教授のプロフィール
宮沢たかゆき京大准教授のプロフィールはどうなっているのかみてみましょう。
名前:宮沢孝幸(みやざわ たかゆき)
生年月日:1964年5月11日
年齢:55才
出身地:兵庫県西宮市
在住:京都市
出身高校:甲陽学院高等学校
出身大学:東京大学農学部獣医学科卒業
出身大学院:東京大学大学院農学系研究科獣医学専攻第3種博士課程修了
所属部署:ウイルス・再生医科学研究所/ウイルス・再生医科学研究所附属感染症モデル研究センター
甲陽学院高校の偏差値は74と非常に優秀な高校です。進学先の大学には東大・京大・大阪大学などの国立大学をはじめ、早稲田・慶應などの有名私立大学へとほとんどの生徒が進んでいます。
卒業生には次のような方がいます。
- 三枝零一:日本のライトノベル作家
- 赤松 武:外交官
- 中西寛:政治学者
- 宇野隆夫:考古学者
- 北橋健治:政治家
宮沢孝幸京大准教授の職歴
宮沢孝幸京大准教授の職歴はどのようになってるのかみてみましょう。
1993年1月~1994年3月
東京大学農学生命科学研究科獣医学専攻
1994年4月~1996年3月
グラスゴー大学獣医学部
1996年4月~2001年3月
東京大学大学院農学生命科学研究科獣医学専攻
1999年9月~2001年3月
ロンドン大学ウィンダイヤー医科学研究所
2001年4月~2003年10月
大阪大学微生物病研究所
2003年11月~2005年12月
帯広畜産大学畜産学部獣医学科
2005年12月~2009年5月
京都大学ウイルス研究所
2009年5月~2016年9月
京都大学ウイルス研究所
2016年10月~京都大学ウイルス・再生医科学研究所
海外への留学経験もあり、ウイルスや獣医学の分野に関してずいぶん長く研究されていらっしゃるようなので、かなり勉強されてて詳しいことがうかがえます。
宮沢たかゆき京大准教授の人柄
宮沢准教授は自身を漢字一字にたとえると「猫」だといっています。
その理由は、猫ウイルスが現在の研究対象であることもあり、自分を研究の世界に連れて行ってくれた師匠だからだそうです。
宮沢洵教授の人柄については、
「とてもユニークでいつも笑わせてもらってます。」(京大の学生)
「怒ることはほとんどなく、やさしく接してくれます。」(京大学生)
「いつも研究ばかりで他のことには、あまり興味がないみたい」(同僚教授)
このように研究熱心で、優しい人柄だと周りでは評判のようです。
宮沢孝幸京大准教授のツイッターの内容が話題
宮沢たかゆき京大准教授はあくまでも個人的な意見として、投稿をしています。
その中にはウイルス研究者としての「ウイルスを甘くみるな」という魂の叫びが込められています。
言葉が汚くて申し訳ありませんが、Facebookでの文章を貼っておきます。かなり長い連続ツイートとなります。これはわたくし個人の意見で、京都大学とはなんの関係もありません。なおわたくしは1988年から一貫してウイルスを研究しております。論文も英語で200報以上書いております。叫び届きますように
— Takayuki Miyazawa (@takavet1) March 28, 2020
今回のウイルスは無症状の人でも感染している可能性があるので、知らないうちに他人にうつしてしまっているかもしれないと思って行動することが大切だといわれています。
まず、よく考えて!
今、感染拡大を止めるのが大切。
今回のウイルス、感染しても多くの人は気がつかない。無症状なんだよ!でも、それが危うい。他人に知らないうちに移しちゃう。そして、中には発症して、死んでしまう人がでる。まずは、意識改革だ!
— Takayuki Miyazawa (@takavet1) March 28, 2020
感染が拡大することを止めることが大事で、だれしもすでに感染している可能性があることを自覚してほしい。といわれています。
だから無症状だからといって安心せずに、無駄に行動することを避けることが重要でそのために意識改革が必要と話されています。
「自分は今、感染している!(無症状で!)」
「誰にも移しちゃいけない!」そう考えるとこから始まる。
コペルニクス的転回。
パラダイムシフト。考えをひっくり返せ!
移らんようにするより、「移さんこと」に意識を集中する。
— Takayuki Miyazawa (@takavet1) March 28, 2020
ロックダウンだとかクラスターなどとかく英語でスマートに表現するコメントが多いですが、やはり日本語でわかりやすくが基本ですね。
それをみんなでやれば、たとえ今自分が感染していなくても、他から移されないということだ。みんなでやれば、みんなが助かる。
このパラドクス、この理論、わからんやつは帰れ!
— Takayuki Miyazawa (@takavet1) March 28, 2020
マスクをするのは感染を防ぐためでなく、自分が他人に移さないためにするのだといっています。勘違いしてる人が多いのではないでしょうか。
ウイルスが出てくるのは、咳とか唾とか呼気とか。
普通の呼気だけではうつらん。(激しい運動は知らんが)
咳とか唾とかが相手に飛べばその人に移る。
でも、それは感染者のマスクでほぼ防げる。
マスクは今は高いけど、普段は一枚20円ぞ!— Takayuki Miyazawa (@takavet1) March 28, 2020
感染は手からがほとんどのようですね。常に手を清潔にしておく習慣が大事になります。
花粉症なら鼻つまってるだろ!口呼吸だろ!だったら、なおさらマスクだ!
次にどこかについたウイルスからの感染。実はこっちが重要!
たいていは手から移る。
— Takayuki Miyazawa (@takavet1) March 28, 2020
鼻かんでもハナクソが取れない時にはついつい手でやっちゃいそうですが、かくれてやってもダメっていうのがおもしろいです。
宮沢准教授の講義はさぞかし楽しいのではないかと想像してしまいます。
外出中は手で目を触らない、鼻を手でさわるな、ましてや鼻くそはほじらない。(かくれてやってもダメ!)
唇触るのもだめ。口に入れるのは論外。意外と難しいが、気にしていれば大丈夫!
— Takayuki Miyazawa (@takavet1) March 28, 2020
外出時にはウエットティッシュやハンカチを濡らして手や顔の気になるところを拭いたらいいようです。
気になったら(どうしても鼻くそほじりたくなったら)、手を先に洗えば済むことだ。洗って思う存分ほじるがよい。
人前で鼻が気になったら、上腕でなんとかしろ。外出してて手が洗えないならアルコールスプレー。
それがないなら、ウエットティッシュー。
それもないなら、ぬれハンカチだ。— Takayuki Miyazawa (@takavet1) March 28, 2020
人と話す時はマスクをしろ。食事をするときは会話をするな。それだけ聞くとなんか横暴だなと思いますが、それだけ気を付けないとウイルスは恐ろしいんだよ、と教えてくれているんですね。
物理的にハンカチにウイルスちゃんを押しつけろ。
ウイルスが1/100になれば、まず感染しない。人が集まっているところ、怖いかも知れないけど、よほどやかましいところに行かなければ大丈夫だ。
人と集まって話をする時は、マスクしろ。
他人と食事する時は、黙れ。食事に集中しろ!— Takayuki Miyazawa (@takavet1) March 28, 2020
ドアノブは誰でも触りますから、頻繁に消毒しておかないといけません。酒やめとけって言われてるということは、宮沢准教授は酒飲まないんですかね。
味わえ!友達との会話は食事後でマスクして話せ。それで十分だ!
家に帰ったら、速攻手を洗え。
アルコールあるなら、玄関ですぐに吹きかけろ。
ドアノブも拭いとけ。酒?やめとけ。そもそも体に悪い。
— Takayuki Miyazawa (@takavet1) March 28, 2020
確かに酒を飲むと声が大きくなってしまいます。そなるとウイルス目いっぱいばらまいちゃいますから、恐ろしいです。こうしたストレートな言葉が的を得ていると思います。
酒を飲んだら、会話するだろ。大声になるだろ。
それが危険なことわからんやつは、とっとと感染しちまえ。
一ヶ月会社休んで回復したら、みんなの代わりに仕事しろ。
ただ、爺ちゃんばあちゃんの前には治るまで絶対でるな。風呂はなるべく早く入れ!帰宅後すぐがベストだ。
— Takayuki Miyazawa (@takavet1) March 28, 2020
宮沢准教授は都市封鎖をすぐにやらないととんでもないことになるといっています。飲食店で感染者が出れば、ほぼそのお店はその後の営業ができなくなるし、風評被害で客足も遠のいてしまいます。
たった、これだけ!これだけで感染爆発は防げる。
都市封鎖、サラリーマンのお前は何も困らなくても、飲食店は確実に潰れる。他にもたくさん潰れるところは出てくる。関係ないと思っていても、恐慌になったら、お前のところもやばくなるぞ。他人事じゃない。
— Takayuki Miyazawa (@takavet1) March 28, 2020
「いつかはお前もかかる」って肝に銘じておかないといけませんね。自分は大丈夫という人がのこのこ海外へ行ったりしているようですから。
まずはしっかり自己防衛することで、他人への感染も防ぐことができるのです。
いつかはお前もかかる。
かかった時助かるように、いまからなるべく栄養つけろ。よく寝ろ。タバコはこれを機にやめろ。— Takayuki Miyazawa (@takavet1) March 28, 2020
世間の反応「いつかはかかる」
「ものすごくストレートでわかりやすい。もう自分が感染していると思って一人一人が移らないでなく、移さないような行動をしないといけない。」
「なかなかパンチのあるストレートすぎて気持ちのいいくらいの言葉遣いで語っているところがすごくいい」
「こういう発言を政府や専門家もいってほしい、そうでないと切実な問題として伝わってこない」
「専門用語がなくてわかりやすいと思う。世代問わずいまだに危機感がなく遊びまわってる人たちがいる」
こうした共感コメントばかりでなく、批判的なコメントもあります。そのくらいのことは言われなくてもわかってる、といった意見です。
https://twitter.com/bRhgNjoQdpsZjkw/status/1243865635530014721結局のところ、潜伏期間の2週間、外出を極限まで控えることができる措置が必要。で、それは個人個人が気を付けるレベルの話ではない
— 宙野うた (@utanosra) March 28, 2020
これこそメディアで取り上げてほしい。
— かわやん (@eririnorkappy) March 28, 2020
宮沢孝幸准教授には一度メディアからオファーがあったそうなのですが、その時はお断りされたようです。
ですが、世間の声には「ぜひメディアでこうした発言をしてほしい」といった声があり、今度オファーがあれば出演するといっていますので、その時がたのしみですね。