
ふきのとうとふき名前が似てますよね。
姿・形は全然違いますけど、この2つの違いは何なんでしょう?
また栄養にはどんな違いがあるのかも気になるところですよね。
そんなふきのとうとふきの違いについてまとめてみました。
ふきのとうとふきの違いは何?
実はこの2つは同じものというか同じ植物です。
意外でしたか?
ふきのとうは「花蕾」の部分のことを言います。
一方ふきは「葉柄」(ようへい)と呼ばれる部分のことを言ってるんです。
一般的にふきというと茎の部分だと思われがちですが、実はそうでなく葉柄といって葉と茎を
つないでいる部分のことなんです。
食用として春先に良く食べられるのもこの葉柄なんですね。
ちなみに茎は地中に埋まっている部分のことなんですよ。
僕も今回この記事を書くまでふきのとうとふきが同じものだとは思いませんでした。
※まさか花が食べれるの? → ふきのとうの花って食べれるの?
ふきのとうとふきの関係は?

ふきのとうとふきは土の下でつながっていて、まずふきのとうが花を咲かせた後に側からふき
が成長し始めるんです。
つまりふきのとうの花が綿毛のようになって飛んで行った後に、同じ場所からふきが出てくる
わけではないということなんですね。
ふきのとうが生えたからといって、必ずしもふきが生えてくるわけではないという微妙な関係
でもあるんです。
それはふきは日陰で湿った土地を好むという特徴がありますので、日当たりが良すぎる場所だ
とふきが生えないこともあるからなんです。
日陰で湿った土地を好むのってなんかそう聞いただけで、ちょっと遠慮したくなりますよね。普通は太陽の光を存分に浴びて大きくなっていくのを想像しますからね。
1つの株から花と葉柄が別々に成長して育つちょっと変わった植物がふきのとうというわけで
す。
見えない赤い糸ならぬ見えない地下茎でつながっているということですね。
ふきのとうとふきの栄養価の違いは?

ふきよりもふきのとうの方が栄養価が高いです。
ふきのとうに含まれるカリウムはふきの2倍あり、カルシウムは1.5倍もふくまれているんです
よ。
カリウムには体内のナトリウムを排出する働きがありますので、血圧が高めの方などは積極的
に摂取した方がいい栄養成分です。
またふきのとうの苦み成分であるアルカノイドやケンフェロールも優れた栄養素です。
アルカノイドは肝機能を強化し新陳代謝を促進しますし、ケンフェロールは活性酸素などの発
がん性物質を抑制する働きがあるんです。
さらにふきのとうの香り成分であるフキノリドには、胃腸の働きを良くする作用があります。
まとめ
ふきのとうとふきは同じ茎から別々のところに生える変わった植物だったんですね。
ふきは生育期間が長いし、よく食べる食材なので身近な存在でしたがまさかふきのとうと同じ
植物だったとは驚きです。
カリッコリーという野菜はご存じですか?ロマネスコとの違いについての記事はこちらになります。