大分市に本社があり九州を中心に事業を展開していたファミリーレストラン大手のジョイフルが、およそ200店舗の閉鎖を発表しました。
今回、ジョイフルで閉店する店舗はいつまで営業するのかや閉店店舗や業績悪化の原因についても迫ってみました。
ジョイフル200店閉店報道の概要
ジョイフルが200店舗を閉店するニュースは毎日新聞ほかメディアが報道し話題となっています。
西日本を中心にファミリーレストランを展開するジョイフル(大分市)は8日、全国の不採算店約200店を7月以降順次閉店すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛の影響で業績が悪化していた。 同社は8日時点で九州など全国で713店舗を展開しているが、新型コロナの影響で、売り上げは4、5月の2カ月連続で前年同月比5割以上落ち込んでいた。閉店計画の影響額を算定して業績予想を出すことにしている。 同社は「コロナ禍で外食産業を取り巻く環境が変化することが見込まれる。収益改善が見込めない店舗の退店を柱とする経営合理策を実施する」としている。
出典:毎日新聞
ジョイフル閉店店舗の営業はいつまで?
https://twitter.com/ossan0127/status/1269852842514210816ジョイフル閉店店舗の営業はいつまでなのでしょうか。
報道によりますと、「7月以降に順次不採算店を閉店していく」とだけ公表されています。ですので一斉に200店舗を閉店するわけではないようですが、早いところは6月末までの営業となる可能性が高いと思われます。
それまではジョイフルがあるから行こうと思えば、いつでも行けると思っていた人達もいざ地元のジョイフルが閉店してしまうと知った途端、無性に懐かしくなり行きたくなるのではないでしょうか。
ジョイフルの閉店店舗200店はどこ?
ジョイフル200店舗閉鎖らしいけど、そりゃあこんなクソ田舎山口にこの密度で店建てる位だからいつかそうなるやろなぁとしか。
比較対象にガストとココス挙げるけど、やっぱり多過ぎ。 pic.twitter.com/1uh654CIlI— tachiuo7000 (@tachiuo7000) June 8, 2020
ジョイフルの閉店する店舗についてどこなのか調べてみたのですが、6月8日現在公式サイトに繋がらずわかっていません。
新しい情報が入り次第お伝えしていきます。
https://twitter.com/bx3meo9/status/1269829902234075137現在の店舗数は次のようになっています。
九州エリア411店 | |
福岡 | 121店 |
大分 | 61店 |
鹿児島 | 58店 |
宮崎 | 45店 |
熊本 | 53店 |
佐賀 | 35店 |
長崎 | 28店 |
沖縄 | 10店 |
中国エリア106店 | |
山口 | 39店 |
岡山 | 28店 |
広島 | 25店 |
島根 | 10店 |
鳥取 | 4店 |
四国エリア48店 | |
愛媛 | 21店 |
香川 | 15店 |
徳島 | 6店 |
高知 | 6店 |
近畿エリア63店 | |
兵庫 | 22店 |
滋賀 | 12店 |
京都 | 9店 |
大阪 | 7店 |
奈良 | 7店 |
和歌山 | 6店 |
中部エリア63店 | |
愛知 | 31店 |
岐阜 | 13店 |
静岡 | 12店 |
三重 | 7店 |
関東エリア68店 | |
茨城 | 14店 |
栃木 | 13店 |
群馬 | 13店 |
埼玉 | 13店 |
千葉 | 11店 |
東京 | 4店 |
北陸エリア16店 | |
富山 | 8店 |
石川 | 7店 |
福井 | 1店 |
東北エリア14店 | |
宮城 | 13店 |
福島 | 1店 |
ジョイフルと聞いてピンと来ない人のために説明するけど
この画像のようにジョイフルは九州に多く普及されてるファミリーレストランで
ジョイフルが無くなるってことは
つまり九州からファミレスが消えると行っても過言ではない pic.twitter.com/l9pyb0Bj0a— ぱろぷんて@受験につきフェアドル休止&ツイ低浮上中 (@stockpolicygain) June 8, 2020
全国で713店を展開していてその中の200店が閉店となるわけですので、約3割の店舗がなくなることになり九州エリアで相当数の店舗が閉店店舗対象になってくるものと思われます。
業績悪化は正社員不足が原因か?
https://twitter.com/mezotaro/status/1269941333130481664ジョイフルが200店舗閉鎖を決めた原因は「コロナウイルスの影響」で客足が鈍ったことと、2020年4月から実施された「屋内禁煙法」の施行にあると報じられています。
各店舗で働いている従業員はパート・アルバイトが多く、正社員の比率がとても少なかったようです。
そのため仕事の負担が正社員に重くのしかかり、過酷な労働に耐えかねて長く務める正社員が不足し店舗運営にも支障をきたしていたのかもしれません。
「店舗全体的に従業員不足が続いており、そのしわ寄せは現場の従業員。」(元従業員)
「元々の店舗数が多すぎないかな?」(常連客)
「3流大学から頭数揃えるために採用して、3年内離職率が7割くらいで残った者を25、26歳で無理やり店長にするという会社です。
その年齢で店長にさせてもパートやバイトは歳上ばかりで人間関係の軋轢が絶えません。」(元従業員)
さらには郊外のあまり立地が良くない場所への出店や店舗数が多すぎることで商圏がかぶってしまい、顧客を奪いあう構図であったことも不採算店を量産してしまった原因であったかもしれません。
いずれにしてもまた一つ身近な憩いの場所が消えてしまうことは、残念で仕方ありません。