季節が春になると店頭では野菜たちも緑鮮やかなものが登場してきます。
そんな春の野菜として店頭やテレビの料理番組で目にするのが、きぬさや(さやえんどう)やグリーンピースです。
名前は知ってるけどどんな違いがあるのか知らない方も多いのではないでしょうか。
今回はキヌサヤ(サヤエンドウ)とグリーンピースについての
- 見た目の違い
- 食べ方や料理の違い
- おいしく食べれる時期の違い
- 値段の違い
これらについてまとめてみました。
キヌサヤ(サヤエンドウ)とグリンピースの違い|見た目について!
きぬさやとグリーンピースの見た目の違いについてそれぞれの画像を並べて比較してみました。
左側が「絹さや」で右側が「グリーンピース」になります。
キヌサヤもグリーンピースも分類的には「マメ科エンドウ属」になりますので、そういう意味では同じものともいえます。
また、キヌサヤは別名サヤエンドウとも呼ばれますが、これは関西での呼び方らしくどちらも同じものを意味します。
しかしながら見た目的にはやはり違うマメという印象なのではないでしょうか。
まず一見して違うところとしては、
- 大きさ
- サヤの膨らみ
があります。
絹さやは中身のマメが小さいのでサヤがべチャッとつぶれた感じになっています。
それに体してグリーンピースは中身のマメが丸く大きくなっていますので、サヤがプクッと膨らんでいるという違いがあります。
また、大きさについてですが、絹サヤの方がどちらかというと小さめで、グリーンピースの方が大きめになるのではないでしょうか。
見た目の色はどちらも緑色をしていますので似ているのですが、濃い緑色をしている方が鮮度が高く好まれる傾向にあります。
きぬさや(さやえんどう)とグリンピースの違い|食べ方や調理法について!
絹サヤとグリーンピースの食べ方に違いはあるのでしょうか。
キヌサヤは外側のサヤごと丸々食べるのに対し、グリーンピースはサヤの中の豆だけを食べるという違いがあります。
きぬさやの食べ方
絹サヤの食べ方としては煮物や和え物などに向いています。
- 炒め物
- 和え物
- 煮物
- 卵とじ
- 汁物
- ちらし寿司
火を通しすぎると見た目の色合いも悪くなりますし、食感も落ちてしまいます。
ですから加熱時間は長くせずに短時間で済ませるようにした方がおいしく召し上がれます。
きぬさやには筋がある場合がありますので、その時はキヌサヤの両端を手で折ってスッと引いてスジを取ってから調理したほうが食べやすいです。
グリーンピースの食べ方
グリーンピースの食べ方としては最も多いのはご飯に混ぜる食べ方ではないでしょうか。
- 豆ごはん
- 卵とじ
- かき揚げ
- スープ
- サラダ
このようにグリーンピースは色んな料理に手軽に使えますので、楽しみ方のバラエティが豊富にあります。
お店ではサヤから中身を取り出して豆だけの状態で売られているものと、さや付きのままのグリーンピース入れられたものが並んでいることがあります。
そんな時はできるだけサヤ付きのものを買われた方が言いと思います。
その理由としてはサヤ付きの方が保存期間を長くできますし、調理前に豆を取り出したほうが新鮮な状態で使用することができるからです。
生グリーンピース
— ミシミシ (@mishi_mishi75) January 10, 2022
この時期、アラブの市場や八百屋に行くと新鮮なグリーンピースが手に入ります。
1番の美味しい食べ方は皮を向いてそのまま食べる😋口に入れるとシャキッとした歯ごたえとグリーンピース本来の甘さが楽しめます😊 pic.twitter.com/r8jf9CCrxW
また、鞘の部分が濃い緑でプリっとした状態のグリーンピースだったら、生でスナック感覚で食べる方法もあるようです。
その他にも素揚げして食べる方法も一度試してみてもいいのではないでしょうか。
いずれにしても、絹さやは「サヤごと」グリーンピースは「豆だけ」を食べる違いがありますので、料理によっていろいろ使いわけができるので楽しそうですね。
- 鞘ごと食べるなら「絹さや」
- 豆だけ食べるなら「グリーンピース」
このような選択基準で選ばれるといいと思います。
キヌサヤ(サヤエンドウ)とグリーンピースの違い|美味しく食べれるのはいつ?
絹さやが収穫時期を迎えました。^_^ pic.twitter.com/dDHh2z117s
— 樋口満雄 令和4年度準備期間 (@manyuu) April 18, 2019
絹サヤやグリーンピースを美味しく食べる時期はいつなのか?気になるのではないでしょうか。
どちらの野菜もハウス栽培も行われているので、通年食すことはできます。
とはいえ、やはり露地栽培で作られたキヌサヤやグリーンピースの方が、風味や食感なども格段に違うのではないかと思います。
そうなるとキヌサヤやグリーンピースがおいしく食べれる時期は
- 春から初夏
- 3月~5月初旬
このような暖かくなり気候がだんだん良くなってきたくらいの時期が、キヌサヤやグリーンピースがたくさん出回る時期となります。
折角だったら一番おいしく食べれる時に食べたいと誰しも思うのではないでしょうか。
絹さややグリーンピースの鮮度がいいものの選び方も、知っておかれるといいと思いますのでご紹介しておきます。
絹サヤの選び方
- 深い緑色をしている
- 全体的にハリがある
- ヒゲが白っぽくピンとしている
グリーンピースの選び方
- サヤの膨らみが大きい
- 深い緑色をしている
- 中身のマメが多く入っている
絹サヤ(サヤエンドウ)とグリンピースの違い|値段について!
豆・まめ・マメ❣❣(#^.^#)
— Kenetsu Narita (@queenkingbell) January 17, 2022
グリーンピース・蚕豆・スナックエンドウ・絹さや❣(#^.^#)#豊洲市場 pic.twitter.com/1CGN5EzHEI
絹さやとグリーンピースの値段は同じくらいなのか、それとも違いがあるのか気になるところです。
収穫量ではキヌサヤの方がグリーンピースよりも約3倍も多く収穫されているようです。
ご存じだと思いますが、値段は需要と供給のバランスで成り立っています。
「需要>供給=値段が高い」
「需要<供給=値段が安い」
値段はこのように需要が多くて供給が少なければ高くなり、需要が少なくて供給が多かれば値段は安くなります。
したがってそれぞれが出回る時期ですとグリーンピースの方がキヌサヤよりも供給量が少ないので、グリーンピースの方が高い値段で販売されていることになります。
近所のスーパーで売ってるサヤ入りのグリーンピースが100g300円ぐらいして、まじで!?って二度見した。そんな高いの…。実家に大量にあったからそんな値段とは思わなかった。
— はるにれ (@m_rinn) May 20, 2021
サヤ入りのグリーンピースで100g300円ぐらいということですから、鞘を向いて豆だけで販売されているとさらに高い値段になることになります。
値段に関わらず毎年、絹さややグリーンピースが出回る時期を楽しみにしている方も多いはずです。
今年はどんな料理を作りますか。
キヌサヤ(サヤエンドウ)とグリンピースの違い|まとめ
今回の記事では絹サヤとグリーンピースの違いについてご紹介してきました。
最後にわかりやすいように記事の内容をまとめてみました。
見た目の違い
- キヌサヤ:ペチャっとしている
- グリンピース:ぷくっと膨らんでいる。
食べ方や料理の違い
- きぬさや:煮物や吸い物など(鞘ごと食べられる)
- グリンピース:ご飯に混ぜて豆ごはんにする
美味しく食べれる時期
絹さやもグリーンピースも3月~5月初旬
値段の違い(傾向)
絹サヤよりもグリーンピースの方が値段は高くなりやすい