愛知県岡崎市市長選で投票日5日前に住民一人一律5万円を給付することを公約に掲げ、見事に市長になられたのが中根康浩(やすひろ)さんです。
しかしながらその公約が実施できない状況になり、有権者や世間から批判を受けています。
今回は中根康浩さんが自ら掲げた公約を実現できなかった場合には、市長を辞任する可能性はあるのかについてまとめてみました。
中根康浩は公約違反で辞任の可能性はあるのか
選挙公約で一人5万円給付を公約に掲げ、現職の内田市長を退けて岡崎市長になられた中根康浩さん。
しかしながら選挙で公約したことを守れなかった場合、当然公約違反であると思われ、それに対して中根市長が責任を感じ辞任する可能性はないのでしょうか。
他自治体の首長で同じように公約違反といわれ批判を浴びた方がいらっしゃいました。
2020年5月に神奈川県小田原市長選で初当選した守屋輝彦市長ですが、選挙公報で国の給付金とは別に、「一人10万円」と記載しておきながら国の特別給付金の事だったと苦し紛れの説明に追われたのです。
守屋輝彦市長は5月の市長選で、現職の市長にわずか544票差で勝利していたのです。
となるとひとり10万円の公約がなかったら、当選していなかった可能性もあるわけです。
世間からすごい批判を受けた守屋市長でしたが、現在のところ辞任はされていませんし、今後もされる様子はないようです。
そうしたことから、中根市長においても今回の公約違反の責任をとって辞任される可能性はかなり低いのではないかと思われます。
ちなみに中根市長は現職市長に約30,000票もの大差をつけて勝利を収めているのですから、岡崎市民の相当な思いが込めれていたことが伺えます。
岡崎市長選挙の投票所では、「5万円くれる方はどっち?」と係員に尋ねられ投票する有権者もいたそうですから、そうした市民に対してどのように考えていらっしゃるのでしょう。
実現できない場合「リコール(解職請求)を受けても当然」
引用:https://www.chunichi.co.jp/article/150550
中日新聞の記事には公約を実現できなかったら、リコールを受けても当然と中根市長が話されていたとありました。
世間の意見を見てみても5万円支給されるといわれていたので、投票したといわれている方も多く見られました。
中根康浩のプロフィール
中根康浩市長のプロフィールについてみてみましょう。
中根康浩市長は1962年8月17日生まれの58才で、出身は愛知県岡崎市滝町になります。
地元で生まれ育った方ですので、岡崎市に対する愛着は相当あるのではないでしょうか。
【学歴】
- 1978年(昭和53年)岡崎市立常磐中学校卒業
- 1981年(昭和56年)愛知県立岡崎高校卒業
- 1985年(昭和60年)早稲田大学商学部卒業
岡崎高校は120年の長い歴史がある高校で、偏差値は72ととても高く愛知県内では第2位となっています。それゆえ毎年多くの卒業生が有名大学へと進学しています。
卒業生には冨田勲さん(作曲家)、井上登さん(元プロ野球選手)、岸田あさみさん(アナウンサー)、佐々木俊尚さん(ジャーナリスト)などがいらっしゃいます。
【経歴】
- 1988年(昭和63年)岡崎市議会議員当選(最年少記録26才)
- 2003年(平成15年)衆議院選挙比例当選
- 2005年(平成17年)衆議院選挙落選
- 2009年(平成21年)衆議院選挙小選挙区当選(2期目)
- 2012年(平成24年)衆議院選挙比例当選(3期目)
- 2014年(平成26年)衆議院選挙比例当選(4期目)
- 2020年(令和2年) 岡崎市長選挙初当選
衆議院議員を4期も務められているのはスゴイと思いますがその間、所属政党が自民党→新生党→新進党→民主党→民進党と渡り歩いていらっしゃるのは、少し違和感を覚えます。
【まとめ】中根康浩(岡崎市長)は公約違反で辞任の可能性はあるのか!
今回は岡崎市長である中根康浩さんが、選挙前に公約としていた一人5万円給付を実現できなかった場合、辞任する可能性はあるのか。についてご紹介してきました。
仮に5万円が支給されず公約違反になったとしても法律においては罰則規定はないようです。ですので本人がどこまで責任を感じるかによって、辞任されるかどうかはかかってくるようですね。
いずれにしても岡崎市長になられたばかりですので、今後の中根康浩市長にはさらなる市政をより良くするための舵取りをお願いしたいですね。
市役所に私物を持ち込んだ大阪池田市長の記事はこちらです。
こちらも公約違反として市民が怒っている徳島市長の記事です。