松茸 野菜

松茸は人工栽培や養殖ができない?バカマツタケは松茸じゃないの?

 

松茸は山のダイヤモンドとも呼ばれています。それだけ希少価値が高いということなんですが、人工栽培養殖はなぜできないのでしょうか?バカマツタケとは松茸でないのか?についてまとめてみました。

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松茸が人工栽培や養殖ができないのはなぜ?

松茸の人工栽培や養殖ができない理由は「膨大な費用」「手間」がかかるからなんです。

それと松茸は「菌根菌(きんこんきん)」に分類され生きた木と栄養を補い合って育つということもあります。

菌根菌とは生きている樹木から栄養をもらって成長するものをいいます。松茸はアカマツの木と共生して育ちますが、アカマツの樹齢が20年~40年ほどのものにもっとも活発に生えるといわれています。

松茸の人工栽培や養殖をやろうとすれば大量のアカマツが必要になりますし、定期的な植え替えなども必要になりますので相当なコスト(費用)と手間がかかることになるんです。

松茸の仲間のキノコ類は菌を培養することで栽培できるので松茸も同じようなやり方でできるのかと思っていましたが、そんなに簡単にはいかなかったんですね。

もっとも養殖ができるのであればもっと早くに値段も下がってみんなが買いやすくなってるはずですもんね。

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キノコには2種類あります!

キノコの仲間には2種類あって、

  • 腐生菌(ふせいきん)
  • 菌根菌(きんこんきん)

腐生菌切り株や倒木・落葉など死んだ生物を分解しそれを栄養として生きる菌類です。この仲間にはシイタケ・ナメコ・マイタケ・エノキタケ・ヒラタケ・マッシュルームなどがあり、人工栽培が可能なんです。

お店で見かけるキノコ類はほとんどこの腐生菌の仲間で、人工栽培ができるので大量生産ができ価格も安くなっています。

一方、

菌根菌生きている樹木と共に生きる共生関係の元で生きている菌になります。この仲間には松茸の他に本シメジやポルチーニ・トリュフなどがあり人工栽培が難しいため、価格が高くなっています。

菌根菌は土の中から窒素・リン・カリウムなどの養分や水を吸収し、樹木に与えます。その反面樹木は光合成で作った糖類などを菌類に与えお互いに助け合って生きているんです。

松茸と松茸が共生するアカマツとは土中で松茸菌によってつながっています。土壌の中にこの菌糸が増えていくとシロと呼ばれるコロニー(集団)ができていきます。

シロには松茸の菌糸や菌根がたくさん含まれているのですが、大きな岩や根などの障害物があると成長できないんです。さらに松茸菌はとても競争力が弱いので、他の菌類や細菌があると生きていくこともできません。

松茸が山のダイヤモンドと呼ばれるのはこのように自然の力によってしか生み出せないものであるからなんでしょうね。こうした生体から松茸の人工栽培や養殖が難しいといわれる理由がお分かりいただけるのではないでしょうか。

山のダイヤモンドなんていう呼び方もあるんですね。それだけ貴重なものだということでしょうけどこんな素敵な代名詞って誰が名付けるんでしょうね。

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バカマツタケは松茸じゃないの?

  分類 生息場所 発生時期
松茸 キシメジ科キシメジ属キシメジ亜属マツタケ節 松林 9月~11月
バカマツタケ ハラタケ目キシメジ科 雑木林 8月~9月

松茸によく似ていますが上記のように分類も違いますし見た目もバカマツタケはやや赤みを帯びています。さらには松茸は松林に生息しますが、バカマツタケは雑木林に生え松茸よりもやや早く生えるんです。

バカマツタケは本家の松茸よりも早く発生することから別名をサマツ(早松)とも呼ばれています。また時期を間違えて生えてきたということで「バカ」という名前が頭についているとも言われています。

バカマツタケは松茸よりもやや小さめで赤みがかっていますが、味や香りは遜色ないという方もいらっしゃるほどなんです。ただ全国に分布していますがあまり生息していないのでほとんど市場に出回っていません。

もう一つ松茸との大きな違いはバカマツタケは人工栽培に成功していることです。

「バカマツタケの人工栽培による継続発生に成功」

奈良県森林技術センターでは、平成27年度から国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所と共同で「高級菌根性(きんこんせい)きのこの栽培技術」の研究をしてきました。今年の2月に、全国で初めて、人工的に林内でバカマツタケ菌を増殖させ子実体(きのこ)の発生に成功したことを発表しました。昨年発生した場所を継続調査したところ、今回複数の子実体が発生しているのを確認できました。バカマツタケの菌が実験林内に定着し、順調に増殖しているものと考えられます。今後、栽培技術を確立して、県内の「きのこ生産者」に技術を普及していきます。

きのこの種類:バカマツタケ(正式和名) 
         (吉野郡等では「サマツ」又は「ハマツ」と呼ばれる)
         松林にでるマツタケと異なり広葉樹の根に菌根を形成する。
         見た目はマツタケとほぼ同じで、マツタケよりも香りが強く、食味も同等の食用きのこ。

引用元:http://www.nararinshi.pref.nara.jp/matutakekinensyu02.html

 

 

まとめ

松茸の人工栽培や養殖ができないのは膨大な費用と手間がかかるため

キノコには腐生菌と菌根菌があり松茸は菌根菌で生きたアカマツと栄養を補って生息している

松茸とアカマツは土中で松茸菌によってつながっている

バカマツタケは味や香りは似ているが松茸と違う

バカマツタケは松茸よりも早く発生し、形もやや小さく赤みを帯びている

バカマツタケは人工栽培ができる

松茸は自然が生み出す希少価値のある宝物ですね。いろんな技術の進歩によりできないものはないと思える世の中ですが、そうはいかないこともあるんですね。このようなことを知ると味わい方も変わっていくのではないですか。

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